足立外科胃腸内科医院|外科、胃腸内科、内科

足立胃腸科外科

採血結果解説#4 高尿酸血症(痛風)について

採血検査結果の説明をしていくシリーズ第4回です。

このシリーズでは各採血結果につき
・足立区特定健診で設定されている正常値とその範囲
・異常値であった場合の気をつけるべき点
・考えられる疾患
・追加で必要となる可能性がある検査
などにつきコメントしていきます。

今回のお題は「尿酸値」について   

尿酸値について:
* 正常値とその範囲: 
男性が3.7~7.0 mg/dL、女性が2.5~7.0 mg/dLとなっています。

* 異常値であった場合の気をつけるべき点: 
高い尿酸値は、痛風関節炎(尿酸結晶が関節に蓄積し、炎症を引き起こす疾患)、痛風結節、腎臓結石(尿路結石)の形成や腎障害(痛風腎)、などの問題を引き起こす可能性があります。

* 考えられる疾患:
 痛風、代謝性疾患、腎臓疾患、心血管疾患、白血病、悪性腫瘍、肥満など。

* 追加で必要な検査内容の解説:
 高い尿酸値が継続的である場合、腎障害の有無などを確認するために、尿検査、腎臓超音波、尿酸結晶の関節穿刺などの検査が行われることがあります。


尿酸値の異常は、遺伝的素因だけでなく過食や肥満、飲酒などの外因が重なって発症します。
放置していると痛風関節炎を生じたり腎機能障害を引き起こすことがあります。
治療には食事療法(エネルギー制限、プリン体・果糖の過剰摂取制限)、十分な飲水、適度な運動、アルコール摂取制限など生活環境の改善が欠かせません。

当院では高尿酸血症たいする検査、治療が可能です。
気になる異常値は放置せず健診結果を持参のうえ、お気軽にご相談ください。



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院長 飯田 修史

足立外科胃腸内科医院
【外科・胃腸内科・内科】
【五反野、青井のクリニック】

東京都足立区青井2−24−8
03−3880−1191

かかりたい、かかってよかったといわれるクリニックを目指します。
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