採血検査結果の説明をしていくシリーズ第3回です。このシリーズでは各採血結果につき・足立区特定健診で設定されている正常値とその範囲・異常値であった場合の気をつけるべき点・考えられる疾患・追加で必要となる可能性がある検査などにつきコメントしていきます。今回のお題は「脂質異常」について総コレステロールについて:* 正常値とその範囲: 140 〜199mg/dLとなっています。* 異常値であった場合の気をつけるべき点: 総コレステロールが高い場合、心血管リスクが増加する可能性があります。高いコレステロールは動脈硬化や心臓病のリスク因子となります。* 考えられる疾患: 高い総コレステロールは冠動脈疾患や心筋梗塞のリスクを高めることがあります。また、高値の場合は脂質異常症などが、低値の場合は低栄養状態などが考えられます。* 追加で必要な検査内容の解説: 総コレステロールが高い場合、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド(中性脂肪)の測定が追加で行われ、心血管リスクの評価に役立ちます。中性脂肪について:* 正常値とその範囲: 150 mg/dL未満となっています。* 異常値であった場合の気をつけるべき点: 高い中性脂肪値は、心血管疾患や膵炎などのリスクを増加させることがあります。過食やアルコール多飲で増加し、高値の場合は肥満や脂肪肝、膵炎、動脈硬化の原因となります。* 考えられる疾患: 高い中性脂肪値は、心臓病、糖尿病、膵炎、および代謝症候群と関連しています。* 追加で必要な検査内容の解説: 中性脂肪値が高い場合、総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロールなどの他の脂質プロファイルを確認し、リスクの評価を行います。LDLコレステロールについて:* いわゆる「悪玉コレステロール」です。多すぎると動脈硬化の原因となります。* 正常値とその範囲: 120 mg/dL未満となっています。* 異常値であった場合の気をつけるべき点: 高いLDLコレステロールは心血管リスクを増加させ、動脈硬化の進行に寄与します。* 考えられる疾患: 高いLDLコレステロールは動脈硬化や冠動脈疾患と関連しています。* 追加で必要な検査内容の解説: 高いLDLコレステロールを評価するために、総コレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪などの他の脂質プロファイルが重要です。HDLコレステロールについて:* いわゆる「善玉コレステロール」です。動脈硬化を防ぐ役割があります。喫煙、肥満、運動不足で減少してしまいます。* 正常値とその範囲:40 mg/dL以上となっています。* 異常値であった場合の気をつけるべき点: 低いHDLコレステロールは心血管リスクを増加させる可能性があります。* 考えられる疾患: 低いHDLコレステロールは動脈硬化と冠動脈疾患のリスク因子とされています。* 追加で必要な検査内容の解説: HLDコレステロールを評価するためには、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪などの他の脂質プロファイルを確認します。non-HDLコレステロールについて:* 正常値とその範囲: non-HDLコレステロールの正常値は総コレステロール値からHDLコレステロール値を引いた値で、149 mg/dL未満となっています。* 異常値であった場合の気をつけるべき点: 高いnon-HDLコレステロールは心血管リスクを高めることがあります。* 考えられる疾患: 高いnon-HDLコレステロールは動脈硬化と冠動脈疾患のリスク因子です。* 追加で必要な検査内容の解説: non-HDLコレステロールを評価するには、総コレステロールとHDLコレステロールの値が必要です。これらの血液検査結果は心血管リスクの評価に重要であり、異常値が見つかった場合、適切な対策や治療プランを立てることが大切です。また、生活習慣や食事改善などの健康管理も重要な要素となります。当院では脂質異常に対する治療に対応しております。気になる健診結果などお気軽にご相談ください。第1回はhttps://www.adachi-ichou.com/blog/534.html第2回はhttps://www.adachi-ichou.com/blog/542.htmlを参照ください。==============================院長 飯田 修史足立外科胃腸内科医院【外科・胃腸内科・内科】【五反野、青井のクリニック】東京都足立区青井2−24−803−3880−1191かかりたい、かかってよかったといわれるクリニックを目指します。https://www.adachi-ichou.com/https://www.youtube.com/watch?v=WPFDp2tsugo==============================
このシリーズでは各採血結果につき
・足立区特定健診で設定されている正常値とその範囲
・異常値であった場合の気をつけるべき点
・考えられる疾患
・追加で必要となる可能性がある検査
などにつきコメントしていきます。
今回のお題は「脂質異常」について
総コレステロールについて:
* 正常値とその範囲: 140 〜199mg/dLとなっています。
* 異常値であった場合の気をつけるべき点: 総コレステロールが高い場合、心血管リスクが増加する可能性があります。高いコレステロールは動脈硬化や心臓病のリスク因子となります。
* 考えられる疾患: 高い総コレステロールは冠動脈疾患や心筋梗塞のリスクを高めることがあります。また、高値の場合は脂質異常症などが、低値の場合は低栄養状態などが考えられます。
* 追加で必要な検査内容の解説: 総コレステロールが高い場合、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド(中性脂肪)の測定が追加で行われ、心血管リスクの評価に役立ちます。
中性脂肪について:
* 正常値とその範囲: 150 mg/dL未満となっています。
* 異常値であった場合の気をつけるべき点: 高い中性脂肪値は、心血管疾患や膵炎などのリスクを増加させることがあります。過食やアルコール多飲で増加し、高値の場合は肥満や脂肪肝、膵炎、動脈硬化の原因となります。
* 考えられる疾患: 高い中性脂肪値は、心臓病、糖尿病、膵炎、および代謝症候群と関連しています。
* 追加で必要な検査内容の解説: 中性脂肪値が高い場合、総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロールなどの他の脂質プロファイルを確認し、リスクの評価を行います。
LDLコレステロールについて:
* いわゆる「悪玉コレステロール」です。多すぎると動脈硬化の原因となります。
* 正常値とその範囲: 120 mg/dL未満となっています。
* 異常値であった場合の気をつけるべき点: 高いLDLコレステロールは心血管リスクを増加させ、動脈硬化の進行に寄与します。
* 考えられる疾患: 高いLDLコレステロールは動脈硬化や冠動脈疾患と関連しています。
* 追加で必要な検査内容の解説: 高いLDLコレステロールを評価するために、総コレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪などの他の脂質プロファイルが重要です。
HDLコレステロールについて:
* いわゆる「善玉コレステロール」です。動脈硬化を防ぐ役割があります。喫煙、肥満、運動不足で減少してしまいます。
* 正常値とその範囲:40 mg/dL以上となっています。
* 異常値であった場合の気をつけるべき点: 低いHDLコレステロールは心血管リスクを増加させる可能性があります。
* 考えられる疾患: 低いHDLコレステロールは動脈硬化と冠動脈疾患のリスク因子とされています。
* 追加で必要な検査内容の解説: HLDコレステロールを評価するためには、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪などの他の脂質プロファイルを確認します。
non-HDLコレステロールについて:
* 正常値とその範囲: non-HDLコレステロールの正常値は総コレステロール値からHDLコレステロール値を引いた値で、149 mg/dL未満となっています。
* 異常値であった場合の気をつけるべき点: 高いnon-HDLコレステロールは心血管リスクを高めることがあります。
* 考えられる疾患: 高いnon-HDLコレステロールは動脈硬化と冠動脈疾患のリスク因子です。
* 追加で必要な検査内容の解説: non-HDLコレステロールを評価するには、総コレステロールとHDLコレステロールの値が必要です。
これらの血液検査結果は心血管リスクの評価に重要であり、異常値が見つかった場合、適切な対策や治療プランを立てることが大切です。
また、生活習慣や食事改善などの健康管理も重要な要素となります。
当院では脂質異常に対する治療に対応しております。
気になる健診結果などお気軽にご相談ください。
院長 飯田 修史
足立外科胃腸内科医院
【外科・胃腸内科・内科】
【五反野、青井のクリニック】
東京都足立区青井2−24−8
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かかりたい、かかってよかったといわれるクリニックを目指します。
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