今回は「日医かかりつけ医機能研修制度」の修了証書をいただいたというお話です。日医かかりつけ医研修制度は、今後のさらなる少子高齢社会を見据え、地域住民から信頼される「かかりつけ医機能」のあるべき姿を評価し、その能力を維持・向上するための新たな研修制度で、平成28年4月に始まりました。https://www.med.or.jp/dl-med/doctor/kakari/seido_gaiyou_r04.11.pdfかかりつけ医の機能とは1.患者中心の医療の実施2.継続性を重視した医療の実践3.チーム医療、多職種連携の実践4.社会的な保険・医療・介護・福祉活動の実践5.地域の特性に応じた医療の実践6.在宅医療の実践とされています。今回いただいた修了証書は基本研修、応用研修、実地研修を行い3年間で要件を満たした場合に発行されるものとなります。基本研修は「日医生涯教育認定証」の取得が要件なのですが、これを取得するが結構大変でした。連続した3年間の単位数とカリキュラムコード数(同一コードは加算不可)の合計数を60以上取得することにより、3年間の認定期間が明記された日医生涯教育認定証が発行されます。隙間時間を見つけては地道にe-ラーニングを受けコツコツ単位をためていきました。https://www.med.or.jp/cme/about/gaiyou.html応用研修については以前参加報告をした、かかりつけ医の研修会がこれに当たります。 https://www.adachi-ichou.com/blog/495.html実地研修については規定の活動を二つ以上実施し10単位以上取得することが要件となります。私の場合、産業医を勤めていること、日常診療で主治医意見書の作成をしているなどの活動で要件を満たす事ができました。このように取得までにかなりの時間を要するものですが、このたびようやく取得することができました。そもそもかかりつけ医とはなんなのか?厚生労働省のホームページによると、かかりつけ医とは「健康に関することをなんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介してくれる、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師。」と定義されております。https://kakarikata.mhlw.go.jp/kakaritsuke/motou.html患者さんから何科にかかったらよいかわからないから、ここに来ましたといわれることがあります。こういったことに対応することこそがかかりつけ医の役目と考えております。そのとき患者さんが抱える不安、悩みに真摯に対応いたします。もちろん全ての病気に対応できればよいのですが、必ずしも全てのことに対応できるわけではありません。それは私の知識不足であったり、人的リソースや医療機器リソースの問題であったり、クリニックの構造上の制約であったりと様々原因があります。かかりつけ医の定義にもありましたが、私はある程度自分で治療させて頂いてもコントロールがうまくできない状況であったり、最初から対応不可であると判断する場合には患者様に状況をきちんと説明させていただいたうえで、速やかにしかるべき高度医療機関に紹介状を書いて対応をお任せするようにしております。そして状況が落ち着き、コントロールができる状態になった場合、当院でよろしければお戻り頂き、経過観察をさせていただいております。これは無責任にさじを投げているわけではなく、いたずらに当院で抱え込み時間をかけるよりは患者さんにとってトータルでメリットが大きいと考えるためです。このたびの日医かかりつけ医機能研修制度修了証書を得る過程で学んだ様々なことを大事にし、引き続き研修会、学会に積極的に参加し最新の知識をキャッチアップするよう心がけながら、現在当院にできること・役割を真摯に考え、来院される患者さんの不安・悩み・苦痛を少しでも早く解決できるよう、日々の診療にあたってまいります。==============================院長 飯田 修史足立外科胃腸内科医院【外科・胃腸内科・内科】【五反野、青井のクリニック】東京都足立区青井2−24−803−3880−1191かかりたい、かかってよかったといわれるクリニックを目指します。https://www.adachi-ichou.com/https://www.youtube.com/watch?v=WPFDp2tsugo==============================
基本研修、応用研修、実地研修を行い3年間で要件を満たした場合に発行されるものとなります。
連続した3年間の単位数とカリキュラムコード数(同一コードは加算不可)の合計数を60以上取得することにより、3年間の認定期間が明記された日医生涯教育認定証が発行されます。
隙間時間を見つけては地道にe-ラーニングを受けコツコツ単位をためていきました。https://www.med.or.jp/cme/about/gaiyou.html
「健康に関することをなんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介してくれる、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師。」
と定義されております。
https://kakarikata.mhlw.go.jp/kakaritsuke/motou.html
患者さんから何科にかかったらよいかわからないから、ここに来ましたといわれることがあります。
院長 飯田 修史
足立外科胃腸内科医院
【外科・胃腸内科・内科】
【五反野、青井のクリニック】
東京都足立区青井2−24−8
03−3880−1191
かかりたい、かかってよかったといわれるクリニックを目指します。
https://www.adachi-ichou.com/
https://www.youtube.com/watch?v=WPFDp2tsugo
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