足立外科胃腸内科医院|外科、胃腸内科、内科

足立胃腸科外科

2022年4月を迎えて


2002年4月に医者になり、今年で20年が経過しました。

「右も左もわからない」研修医時代、専修医の時代を経て外科医として独り立ちし、専門医、学位を取りました。
そして2018年4月に当院を継承開業し、再び「右も左もわからない」院長1年生となりました。

開業当初はクリニック経営、労務管理などわからないことも多く、「日々の流れに任せるままに、目の前のことに全力で取り組んで」まいりました。

少しずつ状況も安定し、これから更なる発展を目指す中で、
2020年1月15日、我が国において新型コロナウイルスの最初の感染者が確認され、未知のウイルスとの戦いが始まりました。

遡ること2009年、新型インフルエンザの世界的流行がありました。
当時私は慶應大学外科学教室に勤務する卒後7年目の医者でした。
まだ一人前の医師として第一線で診療している訳ではなく、気がついたら終息していたという印象しかありません。
今思えば当事者意識がなかったのです。

今回の感染症はクリニックの全責任を負う院長という立場で臨むこととなりました。
ウイルスに関する情報が少ない中で、少しでも正確な情報を収集し状況の把握に努めました。

連日ウイルスに関するニュースがセンセーショナルに報道され、有名人の死亡を伝えるニュースなども伝えられました。
世の中は混乱し、2020年4月7日、最初の緊急事態宣言が発出された際には街から人の姿が消えました。
あの時の街の雰囲気を忘れることはないでしょう。

人々は外出を控え、人との接触を避けるようになりました。
リアルな出会いの機会が制限されました。

2020年7月に予定されていた東京オリンピックは中止され、
2021年7月、いろいろな意見が出される中での開催となりました。
その後、2022年2月には北京オリンピックが開催されました。

時間が経つにつれ、この感染症についての知見が溜まってきました。
ワクチン接種、マスク着用などの人々の生活様式の変化、数度にわたる緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の発出などにより、ある程度感染者数を減らすことが出来つつありますが、変異株も出現し依然として予断は許さない状況です。

今回の新型コロナ感染症は、ヒト・モノ・世の中の見えていなかった、表に出ていなかった考え方、本質、物事を炙り出し、あらわにしたと思っています。

誰もが正解を持ち合わせていない先行き不透明な将来に向けて、
どういった備えが必要で、どのようなことを行っていけばよいのか。
混乱の最中、いたずらに不安に陥るのではなく、一歩引いて冷静に状況を見極め、正しい情報を得るアンテナを張り巡らせておくことが重要です。

2018年開業当初の
「日々の流れに任せるままに、目の前のことに全力で取り組む」
こと以外、できることはないのでしょう。

歴史は繰り返し、同じようなことが事が形を変え起こりますが、
物事の捉え方の本質というものは不変であるように感じています。

これからも、
当院が患者さんにできることは何なのか?
を真摯に考え日々の診療にあたってまいります。




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院長 飯田 修史

足立外科胃腸内科医院
【外科・胃腸内科・内科】
【五反野、青井のクリニック】

東京都足立区青井2−24−8
03−3880−1191

かかりたい、かかってよかったといわれるクリニックを目指します。
https://www.adachi-ichou.com/
https://www.youtube.com/watch?v=WPFDp2tsugo

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