こんにちは今回は風疹に関する情報です。足立外科便りでは「風疹」についてたびたび取り上げてきました。2018年夏に始まった今回の流行は、昨年ピーク時に比べると減ったもののまだ終息する気配はありません。 4月2日、国立感染症研究所は2019年第12週(3月18日から3月24日)に全国で新たに74人の風疹患者が報告され、今年に入ってからの風疹累積患者報告数が1033人になったと発表しました。 2013年 14,344人と大流行して以降2014年 319人 2015年 163人2016年 126人2017年 93人と減少傾向でしたが、2018年 2,917人となり、2019年は第12週時点で1,033人が報告されています。この時期に患者数が1000人を超えたのは、全国的に大流行した2013年以来です。 先天性風疹症候群の発生報告は2014年以降ありませんでしたが、2019年第4週に1人報告されております。先天性風疹症候群は免疫のない女性が妊娠初期(およそ妊娠20週未満)の時期に風疹にかかり、先天性の白内障、心疾患、難聴などが赤ちゃんに生じてしまうものです。先天性風しん症候群は、それ自体の治療法がありません。先天性風疹症候群の発生を防ぐためには、妊婦への感染を防止することが重要であり、妊娠出産年齢の女性及び妊婦の周囲の者のうち感受性者(風疹に対して免疫のない人のこと)を減少させる必要があります。また、現在の風疹の感染拡大を防止するためには、30~50代の男性に蓄積した感受性者を少しでも早く減少させる必要があります。 このため厚生労働省は2019年~2021年度末の約3年間にかけて、これまで風疹の定期接種を受ける機会がなかった昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性を対象に、風疹の抗体検査を前提とした、定期接種を行うことを発表しました。該当する方は積極的に検査を受けましょう風疹の予防接種は1回受けただけでは十分な免疫を得られない場合もあります。風疹にかかったかどうか不明、接種回数が定かでなく免疫が十分であるかわからないという方は抗体検査を受けることをおすすめします。 抗体検査の測定方法、検査結果の解釈は下記の通りです。測定法(単位) 抗体がない 低抗体価 適正HI法(倍) 8未満 8, 16 32〜128LA法(mlU/mL) 8〜15 16〜31 32以上IgG(EIA価) (-)2.0未満 (±)2.0〜3.9 (+)4.0以上 抗体がないもしくは低抗体価に当てはまる方はワクチン接種を受けた方がよいでしょう。抗体の有る無しに関わらずワクチン接種は可能です。風疹はワクチンによって予防可能な疾患です。妊娠を希望する女性や、妊婦さんの同居家族の方だけでなく、 職場の同僚の方など周りにいる人はただちに罹患歴・予防接種歴を確認すると共に、風疹の抗体検査を受けて免疫の有無を確認することをおすすめします。必要があればワクチン接種を受けましょう。当院では抗体検査を実施しております。またワクチン接種も可能です。(麻しん・風しん混合ワクチンとなります。予約が必要です。)• 抗体価検査料金:6,000円(税込) 自費、完全予約制となります。• 風疹ワクチン:6,000円(税込) 自費、完全予約制となります。 • 麻疹・風疹混合(MR)ワクチン:8,640円(税込)自費、完全予約制となります。 予防接種後、抗体検査をご希望の方は8週間後(2ヶ月後)に採血での抗体検査(自費6,000円(税込))を行います。風しんの予防接種は、はしか(麻疹)も一緒に予防できる「麻しん風しん(MR)混合ワクチン」を受けることをおすすめします。ワクチン接種をご希望の方は、事前にお電話にて接種希望日をお伝え下さい。接種希望日にあわせて在庫を確保致します。注意事項• 妊娠中もしくは妊娠している可能性のある女性には接種できません。• 接種前28日以内に他のワクチン接種を受けている方は、受けたワクチンの種類によっては接種日を遅らせる場合があります。 • 接種後約2ヶ月は避妊が必要です。(男性を除く) • 接種後30分程、急性期の変化が無いかクリニック内で待機、経過観察をします。 • 1回のワクチン接種で約95%の方が抗体を獲得しますが、抗体ができたか心配な方は接種後6週以降に抗体検査(自費6,000円(税込))を受ければ確認できます。当院は先天性風しん症候群緊急対策予防接種における指定医療機関です。お気軽にご相談ください。院長 飯田 修史足立外科胃腸内科医院(外科・胃腸内科・内科・皮膚科)【五反野、青井のクリニック】
風疹にかかったかどうか不明、
接種回数が定かでなく免疫が十分であるかわからない
という方は抗体検査を受けることをおすすめします。
HI法(倍) 8未満 8, 16 32〜128
LA法(mlU/mL) 8〜15 16〜31 32以上
IgG(EIA価) (-)2.0未満 (±)2.0〜3.9 (+)4.0以上
抗体がないもしくは低抗体価に当てはまる方はワクチン接種を受けた方がよいでしょう。
抗体の有る無しに関わらずワクチン接種は可能です。
風疹はワクチンによって予防可能な疾患
妊娠を希望する女性や、妊婦さんの同居家族の方だけでなく、
職場の同僚の方など周りにいる人はただちに罹患歴・予防接種歴を確認すると共に、
当院では抗体検査を実施しております。
またワクチン接種も可能です。
(麻しん・風しん混合ワクチンとなります。予約が必要です。)
• 抗体価検査料金:6,000円(税込) 自費、完全予約制となります。
• 風疹ワクチン:6,000円(税込) 自費、完全予約制となります。
• 麻疹・風疹混合(MR)ワクチン:8,640円(税込)自費、完全予約制となります。
予防接種後、抗体検査をご希望の方は8週間後(2ヶ月後)に採血での抗体検査(自費6,000円(税込))を行います。
風しんの予防接種は、はしか(麻疹)も一緒に予防できる「麻しん風しん(MR)混合ワクチン」を受けることをおすすめします。
ワクチン接種をご希望の方は、事前にお電話にて接種希望日をお伝え下さい。
接種希望日にあわせて在庫を確保致します。
注意事項
• 妊娠中もしくは妊娠している可能性のある女性には接種できません。
• 接種前28日以内に他のワクチン接種を受けている方は、受けたワクチンの種類によっては接種日を遅らせる場合があります。
• 接種後約2ヶ月は避妊が必要です。(男性を除く)
• 接種後30分程、急性期の変化が無いかクリニック内で待機、経過観察をします。
• 1回のワクチン接種で約95%の方が抗体を獲得しますが、抗体ができたか心配な方は接種後6週以降に抗体検査(自費6,000円(税込))を受ければ確認できます。
当院は先天性風しん症候群緊急対策予防接種における指定医療機関です。
お気軽にご相談ください。
院長 飯田 修史
足立外科胃腸内科医院(外科・胃腸内科・内科・皮膚科)【五反野、青井のクリニック】