足立外科胃腸内科医院|外科、胃腸内科、内科

足立胃腸科外科

下痢症

下痢症ってどんな病気?

何らかの原因で便中の水分量が増えて軟便や水様便となった状態を下痢といいます。水分量が80%を超えると軟便〜泥状便となり、90%を超えると水様便になります。一般的には下痢が4週間以上続いているかどうかで急性下痢(感染性下痢であることが多い)と慢性下痢を区別します。
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どうしてなるの?

原因としては下記のようなものがあげられます。
  • 暴飲暴食、食物アレルギー、薬剤性、ストレス
  • 細菌やウイルス、寄生虫など感染によるもの
  • 虚血性腸炎や炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)の急性増悪
  • 急性膵炎
  • 下痢型過敏性腸症候群(IBS-D)
  • 吸収不良症候群に伴う下痢
  • 甲状腺機能亢進症
  • 内分泌腫瘍(VIP産生腫瘍やガストリノーマなど)
など
上記の原因により
  • 腸管内の浸透圧上昇(浸透圧性下痢)
  • 腸上皮の障害による腸液過剰分泌(分泌性下痢)
  • 炎症により粘膜が障害され水分がにじむ(粘膜障害性・滲出性下痢)
  • 腸の蠕動運動亢進(腸運動異常性下痢)
が生じ、複合的に関係しあいながら下痢を引き起こします。

どんな検査をすればいいの?

下痢の色やにおいなどの性状を観察します。下痢が感染によるものなのかどうかを鑑別するために便の培養を提出し原因を探ります。

どんな治療をするの?

口からものを摂れるときは市販の経口補水液(電解質や糖質の配合バランスを調整した水)などで失われた水分を補います。脱水がひどく血圧が低下したり、口からものを摂れない場合は点滴をします。
お問合せはTEL: 03-3880-1191
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