足立外科胃腸内科医院|外科、胃腸内科、内科

足立胃腸科外科

急性胃炎

急性胃炎(急性胃粘膜病変AGML:acute gastric mucosal lesion)ってどんな病気?

薬、ストレス、アルコール、感染症などが原因となり胃の粘液分泌や粘膜血流の低下が生じ、胃粘膜の防御力が低下した状態で攻撃因子である胃酸にさらされることにより生じます。原因の60%は薬剤(非ステロイド系消炎鎮痛薬:NSAIDsなど)で、ストレスには精神的ストレスだけでなく、大手術後やひどいヤケドなど身体的ストレスも含まれます。

成人のピロリ菌(Helicobacter pylori)の急性感染でも急性胃炎・急性胃潰瘍が生じることがあります。
急性胃炎

どんな症状があるの?

比較的急激に出現するみぞおちあたりの痛み(心窩部痛)、腹痛、嘔気・嘔吐、吐血・下血などを生じます。時に大出血を起こし出血性ショックを伴うことがあります。

どんな検査をすればいいの?

胃カメラ(上部消化管内視鏡)を受けることをおすすめします。胃カメラをすることにより胃の粘膜を直接観察することができます。急性胃炎では胃粘膜の発赤、びらん・潰瘍、出血などの所見を認めます。
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どんな治療をするの?

原因の除去、安静とともにプロトンポンプ阻害薬(PPI)などの胃酸の分泌を抑える薬や胃の粘膜を保護する薬を投与します。症状が軽度で水分摂取が可能な場合には薬を内服し自宅安静、外来での経過観察が可能ですが、吐き気、腹痛が強く水分摂取不能な場合や消化管出血を合併している場合は入院管理が必要で、絶食・補液管理とともに薬は注射にて投与することになります。出血がある場合には内視鏡で止血することもあります。
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